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メダカと金魚のお話

メダカの育て方vol.05(北九州市)

そもそもメダカはどこから来たの?メイドインジャパンって本当なの?

今や、ペットショップはもとより園芸コーナーなどを設けている量販店でも手軽に買うことができるメダカですが、○○産などの表示を見かけたことがないのでは?
最近では、赤や白または色々カラフルな柄のメダカまで種類も豊富に売られていますが、そもそも原産はどこなのか知らない人も多いかと思います。
この記事ではメダカのルーツや、絶滅しそうだと不安視されているメダカの現状をご紹介しています。

メダカの原産国や地域は?またいつごろから生息している?

メダカはアジアの東部から南部にかけて広く分布する淡水魚で、原産国は中国、朝鮮半島、日本、台湾、ベトナムなどです。
メダカは紀元前から人間に利用されており、古代中国では食用や薬用にされていたそうです。
日本国内では、1823年に「ニホンメダカ」としてシーボルト(生物学者)により発見されたと云われています。

メダカが増えているけれど減っているとは?

かつては日本の小川などで簡単に姿を見ることができ、童謡にもあるように『めだかの学校』のように並んで泳いでいる姿を日本各地の流れの穏やかな川に生息していました。
環境整備や乱獲でメダカの生息場所が激減してしまったために、メダカ自体が貴重となってしまったのです。

メダカはいつからどのように身近になったのか

日本では平安時代から観賞魚として飼育されており、江戸時代にはさまざまな品種が作出され、現在でもその数は増え続けています。
メダカの体型は大きくわけて3種類で、普通体型・ダルマ体型・半ダルマ体型です。2023年4月時点では600~700種類もあると言われています。
メダカ専門に扱うブリーダーも全国に多く居て、日夜品種改良を行いバリエーションに富んだメダカが生まれ続けています。
この調子だと、1000種類になるのもそう遠くはないかもしれませんね。

メダカが増えているけれど減っている?

昔は田舎ならばどこにでもいた野生のメダカ(黒メダカ)が絶滅の危機に瀕しているそうです。
もともと日本各地の小川に黒メダカが多く生息していました。
品種改良され新しいメダカは増え続けていますが、野生のメダカ(黒メダカ)は激減しているのです。
野生のメダカをこれ以上減らさない努力は必然ではないでしょうか。
そのためにもむやみな放流は行わないようにしましょう。
品種改良されたメダカと野生のメダカの交配により野生メダカの遺伝子が失われ、野生の黒メダカが激減してしまいかねませんからね。
観賞魚として美しく変身したメダカたちも素晴らしいですが、古くから日本のあちらこちらで見かけることができた手の加えられていないメダカも大事にしたいですね。

まとめ

古くから愛されてきているメダカから品種改良を重ねて多くの美しく珍しいメダカたちが生まれ続けて、近々1000種にもなりそうな勢いとなっています。多くのメダカ愛好家にとっては嬉しい限りですが、自然に暮らす野生のメダカも守り続けていきたいですね

書いた人

メダカライターMrs.M

自宅でメダカと金魚を飼育して15年。メダカと金魚をこよなく愛する35歳。
私が経験した事やメダカや金魚の魅力を発信していきたいと思っていますので、お役に立てると嬉しいです。